だからこそ、2002年に信頼を寄せた妹と母が相次いで亡くなったとき、女王は深い喪失感にかられた。家族とともに女王の心のよりどころだったのが愛馬と愛犬だ。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが語る。
「女王は避暑先まで愛馬を連れていき、愛犬のコーギーを心から愛していました。彼女は動物とのふれあいで公務の疲れを癒していました」(多賀さん)
今年6月には、「乗馬は控えるように」との医師の助言を無視。
《女王は杖なしで歩く姿を目撃されたわずか数日後、医師のアドバイスを無視して鞍にまたがった》
そんなニュースがイギリスを騒がせた。最後の最後まで大好きな馬との時間を存分に楽しんだのだ。国葬の日、ウィンザー城には女王の棺を迎える人々に交じって、愛馬のポニーと2匹のコーギー犬の姿があった。
※女性セブン2022年10月13日号