清水監督のおすすめ作品
『死霊のはらわた』(1981年)
サム・ライミ監督が学生時代に製作。「最初に見たときは、『こんな恐ろしい映画を作る人はとんでもない大人だ!』と思いましたが、後にサム監督にあって、子煩悩な優しい人柄に触れ、そのギャップに驚きました」。
『地獄』(1979年)
「ホラー映画を見慣れた中学生の頃に出会って、心底怖いと感じた作品。血筋をテーマに人間の怖さを表しています。『地獄』というタイトル作品はいくつかありますが、神代辰巳監督作品がいちばん好きです」
【プロフィール】
映画監督・清水崇さん/1972年生まれ、群馬県出身。1998年スペシャルドラマ『学校の怪談G』(関西テレビ)でデビュー。1999年にオリジナルビデオ『呪怨』を製作。近年は『犬鳴村』(2020年)、『樹海村』『ホムンクルス』(とも2021年)、『牛首村』(2022年)を手がける。映画『呪怨 劇場版』(2002年、出演者は奥菜恵、伊東美咲など)は、2004年に『THE JUON/呪怨』としてリメイク版も公開に。こちらは『スパイダーマン』シリーズの監督で知られるサム・ライミがプロデュースを担当。清水さんがメガホンをとった。
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2022年10月13日号