ドラマの撮影をしていた永瀬廉

花火が上がる前日、キンプリの5人の姿は日本海を望む白い灯台がある「ロマンスの聖地」にあった(3月、ドラマの撮影に臨む姿が目撃された永瀬廉)

《今日は5人一緒でした》

 5月22日をもって平野と神宮寺はキンプリを脱退し、ジャニーズ事務所を退所する。岸も同日にグループを離れ、夏に主演映画『Gメン』が公開された後、秋頃には退所する見込みだ。残された時間は少なく、5人旅にもっとも力を入れていたのが、最年長で“初代”リーダーの岸だったという。

「4月中旬に放送された番組内の予告で、岸さんは『ここが集大成の正念場だと思って、火事場のクソ力をここでぶつけて、ビシッと最後決めたい』と誰よりも熱く語っていました。『キンプる。』の通常放送は5月13日に終了しますが、翌週20日に2時間枠のスペシャル番組が放送される予定。キンプリにとって初めてのゴールデン帯の特番ですが、5人揃って出演する最後の番組となりそうです」(テレビ局関係者)

 昨年2月、日曜午後に30分枠でスタートした『キンプる。』は、反響の大きさを受けてすぐに土曜午後の時間帯に移り、60分に拡大されるほどの人気番組だった。

「3人の脱退が発表された後も日テレは番組を継続する意向だったようで、今年3月時点では4月以降も終了の予定はないと説明していました。高橋さんと永瀬さんの2人で続ける案も検討されたそうですが、紆余曲折を経てスペシャル番組を最後に打ち切られることが決まっています。後番組は未定とのことで、しばらくは過去の番組の再放送などでつないでいくことになるといいます」(前出・テレビ局関係者)

 メンバーの脱退がなければゴールデン昇格もありえたといい、よもやの打ち切りを惜しむ声は局内でも上がっているという。

《今日は5人一緒でした おなかいたい笑》

 新潟ロケの初日、ファンクラブサイトのブログで一日中笑いっぱなしだったことを明かしたのは高橋と共にグループに残る道を選んだ永瀬だ。昨年11月にメンバーの脱退が発表された後、永瀬は自身のラジオ番組で《納得いかないものはいかない》と涙声で訴えた。海外進出を切望する平野らの強い思いに気づけなかったことを悔やみ、キンプリの5周年について聞かれるたびにつらい思いをしてきたという。

 本来であれば平野ら3人がキンプリとしての活動を終える5月22日の翌日は、5人にとっては何よりも大切なデビュー記念日だった。

「特に今年はデビュー5周年の大きな節目で、全員が揃っていればドームツアーを行っていた可能性もあったといわれています。その日に向けて着々と準備を進めていたはずで、ゴールデンウイーク中に多忙なメンバーのスケジュールを押さえることができたのも、もともとは5周年関連の予定が入っていた日程だったのかもしれません」(前出・芸能関係者)

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