「近くと遠くを交互に見つめることで、毛様体筋の緊張がほぐれ、老眼の改善につながります。大切なのは近くも遠くもしっかりとピントを合わせることで、自宅にスペースがあれば6メートル以上遠くを見ると理想的です」
老眼鏡を使う「眼筋リセット法」も効果的だ。度数が「+2」の老眼鏡をかけ、1メートル以上先を5分ほど見る。
「すると視界がぼやけて、毛様体筋がゆるみ、休んでいる状態になるため、ピント調整機能が回復してきます。老眼鏡を外したら、ぼやっとした視界がクリアになるはず。1回5分を1日1?2回行なうようにしましょう」
老眼鏡を持っていなくても、100円ショップで売っているもので十分。メガネやコンタクトの人は、その上から老眼鏡をかければいい。
これらのトレーニングに継続して取り組むと、筋肉が疲れて老眼が悪化している場合などは、1週間程度で改善効果が現われるという。
長い目で見るトレーニングで老眼を回復しよう。
※週刊ポスト2023年5月19日号