坂元さんと土井監督のコンビといえば、2021年1月公開の映画『花束みたいな恋をした』の大ヒットが記憶に新しい。菅田将暉(30才)と有村架純(30才)演じる恋人同士の、出会いから別れまでの軌跡を描いた切ない恋物語だ。
「手がけたのはミニシアター系の映画会社でしたが、コロナ禍にもかかわらず半年を超える異例のロングランとなり、40億円近い興行収入を記録しました。今作も同じプロダクションと配給で、まさに『花束みたいな恋をした』の成功よ再び、という座組です。前作に勝るとも劣らない豪華キャストが揃う『片思い世界』には、大きな期待が寄せられています」(別の映画関係者)
坂元さんの書き下ろしとなる映画のストーリーはまだ明らかにされていないが、ある芸能関係者はこう明かす。
「広瀬さん、杉咲さん、清原さんの3人が演じる役柄は幼少期からの関係性が描かれるようで、3人の子役たちも登場します。タイトル通り、基本は坂元さんならではの繊細なラブストーリーですが、とある事件が絡んだサスペンス要素もあると聞いています」
広瀬も同世代の杉咲や清原との共演を楽しみにしている。
「広瀬さんは『共演できてすごくうれしいし、贅沢だなと思います。尊敬する2人に頑張ってついていきたい』と意気込んでいます。
『花束みたいな恋をした』でも土井組に参加していた清原さんは『また一緒にやりたいね、と監督が声をかけてくれてから、ずっと楽しみにしていた。すずちゃんや花ちゃんと3人で現場に立てる日が来るなんて、夢にも思わなかった』と話しているそうです。たしかに、この3人が同時に顔を揃えるなんて、そう簡単には実現しないキャスティングですからね」(前出・芸能関係者)
5月にスタートした撮影は折り返しを迎えていたが、その矢先の交通事故だった。現場への影響は避けられない。
「撮影スケジュールは大幅な変更を余儀なくされています。ただ、子役たちは時間があくと体が成長してしまうので、なんとか撮りきったそうです。最大の難題は主人公3人のシーン。スケジュール調整が難航していると聞いています」(前出・映画関係者)
現在、撮影復帰に向け努力している土井監督は本誌『女性セブン』記者の取材にこう語った。
「いまはもう快方に向かっています。ご心配いただくようなことはありませんよ。もう大丈夫です」