──1回戦の得点は三四郎の方が上だったので、準決勝は、三四郎に先攻か後攻かを選ぶ権利がありました。
小宮:後攻の方が有利と言われていたので後攻を選んだんですけど……。
──先攻のマシンガンズにいいようにイジられましたね。
小宮:いや、予想はしてたんですよ。なので、遺恨だけは残したくないなと思って、前もって楽屋に尋ねて行って「僕らのこと、何言ってもいいんで」って言っといたんですよ。そうしたら、あいつらはテレビにも出てるし、売れてるんだから、もういいだろう、って。結構、本当に全部、言われちゃいましたね。
──ノックアウトステージ「16→8」のランジャタイ戦パターンですよね。ランジャタイも最初に空気を乱されて、その後、すごくやりにくそうに見えました。
小宮:あれだったら、先攻の方がよかったのかな。でも、それはそれで、後からマシンガンズさんに何か言われていたと思うんですけど。
──やはり、三四郎もやりにくかったですか。
小宮:でも、気が楽なところはあったんですよ。もちろん、勝ちにいってるんですけど、ここで勝っても嫌われ者になるだけじゃん、っていう思いがどこかにあった。やっぱり大会としては僕らよりもマシンガンズさんが決勝に残った方が盛り上がるじゃないですか。
相田:どうであれ、もうマシンガンズさんの流れになっていましたよね。大会自体が。
──決勝は袖で見ていたんですよね?
小宮:マシンガンズは「もうネタがない」と言いつつも、めちゃくちゃウケていたので、戻ってきたとき、これは優勝決まりじゃないですかって空気になっていて。マシンガンズの西堀(亮)さんが「俺、泣いちゃうかもな」って。で、相方の滝沢(秀一)さんに「2人泣いちゃうと恥ずいから、お前は耐えろ」とか言ってたんですよ。
相田:あれ、本気で言ってたもんな。
小宮:ギャロップのネタも伏線回収のネタだから、前半、ほとんど笑いがなくて。ほとんどネタも聴かずに、優勝を確信していたら、あのざまですよ。