部屋着姿を見せたことも(インスタグラムより)

部屋着姿を見せたことも(インスタグラムより)

「『脱力タイムズ』は、アドリブの部分と台本の部分がしっかりあって、木下さんの発言はまさに台本通りだったと思います。番組内の態度や発言の内容がどうこうというのは置いておくとして、こういった形でバラエティー番組の中で“演じる”ことができるのは、実はスタッフにとってありがたいことでもありますよね。話題性も高いですし、木下さんを起用したいと思うスタッフも少なくないはず。

 ただ、やはり大きな問題はネットでの反応の悪さ。当時のように“大炎上”といった感じではないものの、ネガティブな印象を与えているのは間違いない。そういった声を想定したうえで木下さんにオファーをするのは、少々ハードルが高いとは思います」

 もしも今後、木下が地上波の番組にどんどん出演していくならば、当然タピオカ騒動について話す機会もあるだろう。しかし、ここが大きな課題となりそうだ。

「民事訴訟も終わって、自粛期間も経ているので、コンプライアンス的には特に問題はないと思います。とはいっても“被害者がいる騒動”となると簡単に扱えないんですよね。騒動の話をするにしても、それをバラエティー的に面白くできるかどうかは微妙。『脱力タイムズ』のように決められた台本であれば大丈夫でも、フリートークでそれができるかどうかはまた別の話。話題性があって起用したいけど、騒動をうまく扱うのは無理……と判断する番組も多いと思いますよ」

 また、不祥事があったタレントが地上波で復帰できるかどうかは、過去の“現場での評判”に左右されるとも言われている。

「結局オファーするかどうかを決めるのは、視聴者ではなくスタッフです。スタッフが仕事をしたいと思えば、多少の炎上リスクがあってもオファーはするんですよね。でも、不祥事を起こす前の現場での態度が悪かったり、いわゆる“天狗”だったりしたタレントは、禊が済んでもまったくオファーされないんですよ。木下さんについても、今の態度や今後への期待よりも、“過去の行い”が重視されていくのかもしれませんね」

 クリアしなければならないハードルは少なくない状況。果たして、木下の本格的な地上波復帰はあるのだろうか──。

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