●中華そば 若葉
1955(昭和30)年創業の立ち食いラーメン店。「約30秒でゆであがる極細麺、豚骨ベースのさっぱりしたしょうゆスープ、ジューシーな焼豚がうちのラーメンの特徴で、板前さんや市場関係の人たちもよく食べに来てくれます」とは店主の若林五郎さん。ゆであがりが早いせいか注文してから出てくるまでが早い。行列ができてもすぐにはけるのがいい。
住所:東京都中央区築地4-9-11
営業時間:6時30分〜13時
定休日:水曜・日曜
●東印度カレー商会 築地場外店
20種類以上のスパイスをブレンドし、野菜の旨みを引き出したカレーが自慢。「3日かけて仕込んでいます。16年前まで青果市場で働いており、そのときの経験から、築地で働く人に愛されるボリュームあるカレーに仕上げました」(店長・我妻明さん)。ルーのお代わりは自由。「カレーに合う自家製梅干しや付け合わせ総菜も絶品」(つきじろうさん)。
住所:東京都中央区築地4-10-7夕月ビル2階
営業時間:月〜金/10〜15時 土・日・祝/8〜15時
定休日:不定休
●鳥めし 鳥藤分店
1907(明治40)年創業の鶏肉専門店が営む食堂。「親子丼が看板メニューですが、寒い季節に食べたくなるのが、『濃厚! 水炊き定食』。旨みが強い銘柄鶏のスープは絶品」(つきじろうさん)。好みでもみじおろしや山椒などの薬味やポン酢をかけていただく。つきじろうさんのおすすめは『ゆず一味』。
住所:東京都中央区築地4-8-6
営業時間:7時30分〜13時30分
定休日:日曜・祝日・休市日(水曜)
【プロフィール】
NPO法人築地魚市場 銀鱗会事務局長・福地享子さん/1998年から築地市場の水産仲卸業で働き、2010年から現職。魚河岸の歴史的資料を保有し、魚にまつわる文化の発信を行っている。著書に『築地市場 クロニクル 完全版 1603-2018』(朝日新聞出版)などがある。
築地食べ歩き人・つきじろう/築地グルメに魅了され18年以上通う。『マツコの知らない世界』(TBS系)ほか、テレビ出演多数。ブログ『春は築地で朝ごはん』を運営。
取材・文/前川亜紀 撮影/浅野剛
※女性セブン2023年11月30日・12月7日号