名医たちが本当に食べている「最強の朝食」リスト
名前/主な朝食の内容/主な理由・目的
伊賀瀬道也先生(愛媛大学医学部附属病院抗加齢・予防医療センター長)
炭水化物(主に米)、野菜サラダ、ベーコンまたはソーセージ、納豆、果物少量、卵料理、牛乳/朝でいちばんカロリーが摂れるくらいしっかりしたボリュームで、かつたんぱく質が充分摂れる内容に。炭水化物とたんぱく質は絶対に取り入れる。
市原由美江先生(内科・糖尿病専門医)
硬く炊いた玄米、糸寒天を入れたみそ汁、野菜、納豆/糸寒天は血糖値上昇を防ぎ、腸内環境をよくしてくれる。玄米も血糖値上昇を抑え、よく噛むことで満足度アップ。納豆は良質なたんぱく質が豊富。
今井一彰先生(みらいクリニック院長)
プロテインドリンク、時々オートミールや牛乳/朝に集中して仕事ができるようごく簡単に。起床後すぐに運動をするのがルーティンのため、その後にたんぱく質を効率よく摂取するプロテインを愛飲。
今津嘉宏先生(芝大門いまづクリニック院長)
温かいスープ、豆腐や納豆や肉などのたんぱく質、少量のご飯やパンなどの炭水化物/食物繊維を摂るためにスープの具材は海藻やきのこ類がメイン。体を冷やさないよう、いまの時期は、長ねぎやしょうがも加える。
加藤俊徳先生(医学博士、「脳の学校」代表)
バナナと旬の果物(なければ100%ジュース)、パン、ナッツ類、カフェインが入った飲み物、マルチビタミンサプリメント/その日の自分に必要なものを選べるようにしているのでメニューは固定しない。栄養学ではなく、脳科学の観点から幸福感が得られる朝食にしている。
加藤庸子先生(藤田医科大学ばんたね病院脳神経外科教授)
牛乳、卵、穀類(おにぎりやパン)、野菜サラダ/バランスのよい食事を心がけ、一日のパワーをつけるために満腹になりすぎない程度にしっかりしたメニューに。牛乳やバナナは整腸効果に期待。
鎌田實先生(医師、作家)
目玉焼きやハムエッグなどのたんぱく質、具だくさんみそ汁や野菜ジュースなど野菜/筋肉の貯金をするために朝食でしっかりたんぱく質を摂ることを意識。また、カリウムや食物繊維が豊富な野菜を食べることで減塩、整腸効果がある。
小林弘幸先生(順天堂大学医学部教授)
ヨーグルト、バナナ、バターとはちみつをかけたトースト、ゆで卵、コーヒー/簡単にできてかつ栄養バランスが整いしっかり食べられるメニューに。ゆで卵はたんぱく質を摂るため。オリゴ糖を摂れるようはちみつを選択。
宋美玄先生(産婦人科医)
ヨーグルトをかけたグラノーラ、バナナとデーツと牛乳のミックスジュース/適度な脂質とカルシウムやマグネシウム、食物繊維など栄養素が豊富に含まれたナッツがたっぷり入ったグラノーラを。乳製品はカルシウム摂取のため。
高尾美穂先生(産婦人科医、医学博士、婦人科スポーツドクター)
あまりお腹が空いていないときは豆乳とトマトジュース、空腹時はご飯と納豆+めかぶやキムチ、みそ汁/たんぱく質を摂ることを心がけ、豆乳や納豆を取り入れるほか、塩分控え目を意識。ご飯は朝しっかり食べられるよう大きめのお茶碗で。
坪田聡先生(睡眠専門医、雨晴クリニック院長)
ご飯、納豆、野菜サラダ(当直明けは病院で出る朝食を食べる)/朝にストレッチやトレーニングをするため、発酵食品であり、たんぱく質がしっかり摂れるよう納豆はマスト。減塩のためサラダのドレッシングはなし。
日比野佐和子先生(Y’sサイエンスクリニック広尾院長)
卵(カロリーが高いので黄身は1個分、白身は2個分)、野菜、玄米やライ麦パンなど茶色い炭水化物/完全栄養食の卵は必須。野菜はサラダや炒めものできのこ類や鶏胸肉を加えることも。炭水化物はしっかり摂るが血糖値上昇を抑えるため後に食べる。
松村圭子先生(成城松村クリニック院長)
みそ汁、ご飯かパン、たんぱく質、野菜/炭水化物とみそ汁はマスト。納豆や目玉焼きでたんぱく質を補い、野菜は夕食の残りや冷凍野菜を活用。ずぼらでも栄養バランスが整うような内容に。
和田秀樹先生(精神科医)
おにぎり、スパイスを入れたヨーグルト、野菜ジュースか青汁、ハムか卵、20種類ほどのサプリメント/ヨーグルトにシナモンやターメリックなどのスパイスを入れるのは動脈硬化改善。糖質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなど栄養を摂ることを意識。
渡辺尚彦先生(医学博士、高血圧専門医)
バナナと豆乳、もしくは、ご飯と納豆、旬の果物を取り入れることも/豆乳には血管を広げる作用があり血圧コントロールに効果的。納豆はたんぱく質はもちろんナトリウム(塩分)を排出し血管を拡張するカリウムが豊富。