自身プロデュースのスイーツ「マダムブリュレ」が大ブレイクしたカウカウフードシステム会長・マダム信子さん。彼女は最初からお金があったわけではない。どうやってお金を貯めたのだろうか。
一代で年商23億円企業の経営者となった信子さんは、毎年大晦日、除夜の鐘を聞いたあと、12月のカレンダーの裏に1年の目標を一気に書き出してトイレの壁に貼る。
「毎朝、便座に座るたびに目線の位置にある目標を読むんです。そうすると気持ちが奮い立ってやる気が出ます。私はこの方法で次々と目標をクリアし、1年前には5億円の家を建てました」(信子さん)
決めた目標を毎日見ることで意識を高めるのだ。子供時代に家庭が貧しく、お金のありがたみを思い知る。
「お金がないのは首がないのと同じ。生きていけへんからね。お金は1円も1万円も価値は同じです。1円足りなければ電車もバスも乗れません。だから1円たりとも無駄にしてはダメ。私は店のスタッフにも袋1枚に至るまでの値段を教え、粗末にしないように徹底して指導しています」(信子さん)
料理をするときはブロッコリーの芯まで使うなど食材を無駄にしない。ものを買うときには値切るのも当たり前。財布に500円玉があったら別にして30万円貯めたこともあるという。
「小さなことでもコツコツ続けることが大事やね」(信子さん)
さまざまな商売を経験して実感するのは、お金は笑顔の人のところに集まってくるということ。
「辛気くさい顔している人のところは居心地悪いんちゃいますか(笑い)」(信子さん)
※女性セブン2012年5月10・17日号