東京駅丸の内駅舎が生まれ変わって1か月弱。その西側に広がる丸の内エリアと、東側に広がる八重洲エリアにも注目が集まっている。R40女性がお出かけするなら、さて、どっち!?
丸の内エリアを代表するのが、丸の内駅舎の左右に鎮座する大型商業施設の丸ビルと新丸ビル。丸の内再開発の先陣を切った丸ビルは今年開業10周年を迎えた。
そのすぐ前を通る、有楽町と大手町を結ぶ丸の内仲通りには、10月に入ってから、街路樹にイルミネーションが施されている(来年2月まで)。一帯はアルマーニやコーチといったブランドショップやレストランが並び、東京随一のオシャレスポットとして賑わっている。街を歩くR40女性のひとりに話を聞いた。
「丸の内はハレの日のお出かけスポットですね。今日は久々に会う友達とランチをしに来ました。例えば誕生日に、夫にブランドショップでプレゼントを買ってもらって、丸ビルの上のレストランで食事をするなんて、最高だと思いますね」
一方の八重洲エリアは、東京駅と直結している大丸東京店が10月にリニューアルして、売り場面積が約1.4倍に広くなったばかり。
「リニューアル後はお客様の数が前年同期の5~6割アップしています。丸の内駅舎を見学してから買い物に来られるかたも多いです」(広報部)
駅を一歩出て通りを歩けば、古くからやっている居酒屋やレストラン、画廊など、小さなお店が雑然と並んでいる。道行くR40女性に八重洲の魅力を聞いてみると、「大丸に行けば生鮮食品から洋服まで全部そろうので楽。その帰りに近くの居酒屋で、気の置けない仲間と女子会をやるのが好きです。昭和の香りがして、気軽なんです」と答えてくれた。
甲乙付けがたい魅力のあるふたつの街。都市未来総合研究所の執行役員、平山重雄さんはこう語る。
「違いを端的にいえば、開発は進むが、街全体のプロデュースを1社が統一していく丸の内と、いろんな主体があり、いろんな活動がされていて、雑多な感じで街が更新されていく八重洲。特性が違いますから、目的に応じてうまく使い分けるのがいいでしょう」
※女性セブン2012年11月8日号