夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、家具メーカー勤務のご主人(44歳)。奥様(48歳)は、寝る時も携帯電話を離さないのだとか。
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新婚当時は手を握り合って寝てたんですが、2年前から別々の布団に寝るように。今では妻は「何か握ってないと眠りにつけないの」と、携帯をいじりながら寝ています。
ただ、うつらうつら携帯をいじってメールしてしまうことがあり、翌日、相手から「あの深夜のメール、何だったの?」と聞かれることもしばしば。ネットで調べると、「半睡眠の状態でメールを送信し、目が覚めても覚えていない」という症状の人が増えていて、「睡眠メール障害」と呼ばれているそうです。
やっぱり以前のように手を握って寝た方がいいかなと思っていた矢先、「何よ、このメールは!」。朝早く、僕の母からの怒りの電話が。「口うるさくてケチで悪かったわね! 嫁からこんなメールをもらうなんて思いもしなかったわよ!」。
妻は覚えてないんですが、どうやら、僕の母への愚痴を自分の母親にメールしようとして間違えて僕の母に送ったようです。そういえば、僕と妻が付き合うきっかけは夜中に妻からの「大好き」メール……。もしかして、あれも間違いだった?
※週刊ポスト2013年9月20・27日号