「お受験」では、子供だけでなく、親の話し方や態度も大きく合否に関係してくるもの。特に母親の話し方や言葉遣いのせいで、お受験に失敗するということも少なくないという。都内の某お受験塾の先生が、現状を説明する。
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入塾問い合わせの時点で、敬語が使えているお母さんは半分以下。常識が欠如したかたも増えています。連絡がとても事務的で、「恐縮ですが」などの前置きがありません。メールでは『了解しました』と返してくるかたが多いのですが、本来この言葉は目上の人だけが使う言葉で『承りました』と言うべきでしょう! と叱りたくなります。
気になるのが、単語で指図する子供が増えたこと。「お茶をください」と言うべきところを、「お茶」と単語のみで最後まで言わない。家庭でそのような会話をしているのでしょう。
受験面接で不合格になる子供の母親に共通するのは、言葉が雑なことです。そういうお母さんはふるまいも暮らしも雑なことが多い。そう見られているから話し方は大切。学校側にも、ちょっと話したら見抜かれてしまいます。
※女性セブン2013年10月17日号