薬や日用品はもちろん、食料品も売っているドラッグストア。そんな進化を続けるドラッグストアの最大の魅力は、やはりその安さだ。トイレットペーパーも洗剤も、シャンプーもペット用品も、スーパーや専門店よりずっと安く手に入る。店の前を通りかかると、チラリと見える値札に思わず足が止まることもある。
「もちろん、スーパーのチラシとも見比べますよ。でも、やっぱりお得なのはドラッグストア。中には500ミリリットルのペットボトルのお茶が60円なんてこともあります。見つけたら『コレは買い!』ってすぐにまとめ買い(笑い)」(51才・主婦)
ドラッグストアに並ぶ商品が安いのには、秘密がある。それを「ドラッグストアのチェーン展開にある」と解き明かしてくれるのは、経済評論家の荻原博子さんだ。ドラッグストアは、ほとんどがチェーン展開されている。各店舗で売られる商品は、チェーン全体でまとめて仕入れることが多い。
「通常のお店の何十倍という量の商品を一度に注文するので、単価を大幅に下げられます。だから、店頭で私たちが目にする値段も安くなるんです」(荻原さん)
さらに、ドラッグストアはその大半が直営店だ。同じチェーン展開でも、フランチャイズ店が多く、本部にも売り上げの一部を渡さなければならないコンビニに比べ、ドラッグストアは価格差を有利につけられるのだという。
安さに次ぐ魅力は、品揃えの豊富さだ。こんなに!と思うほどの数の中から、私たちは、新しいもの、気になるもの、安いものなどを選んで買うことができる。テレビCMや雑誌で気になっていたものや、店頭で初めて目にするものの中から、これというものを選び出せる。
タレントで漫画家の浜田ブリトニー(自称20才)も、それを毎日堪能している。休日はもちろんのこと、仕事に出かける道すがらでも、毎日必ずドラッグストアに立ち寄るというのだから、正真正銘のドラッグストアフリークだ。
「店内チェックを日課にしてて、化粧品のコーナーを見て、『ああ、今こんな色が流行っているんだな』とか、『こんなものが出たんだ!』って。テレビで紹介された商品がカゴにてんこもりになってることも。ドラッグストアに行けば、ブームの最先端がわかるんですよ。
新発売の商品もよく置かれていて、いろんな種類の中から選べるのってワクワクして楽しいですよね。前に、お風呂掃除用のスポンジを買いに行ったとき、いつも使ってるものの隣に『軽くこするだけでみるみる汚れが落ちる!』って売り文句の商品があって、『何これ、チョースゴイ!』って思わず買っちゃいました」(浜田)
※女性セブン2014年1月30日号