ライフ

理屈コネ夫 ごめんなさいとすみませんと申し訳ないの差力説

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回は寄せられたのは、ご主人(50歳)が商社勤務の奥様(47歳)。ご主人の怒りポイント、なかなか理解できません。

 * * *
 たとえばカニクリームコロッケを作った時のこと。中がアツアツで、食べたとたんに夫は「熱っ!」。私が「ごめんね」と謝って、その時は大丈夫でした。後日、今度はメンチカツを作り「熱いから中を開けるなり冷ましてから食べてね」といったのに、夫はそのままパクリで「熱っ!」。私が前と同じく「ごめんね」と謝ると、今度は大激怒です。「お前の注意を聞かずに食べたオレが悪い。なのになんでお前が謝るんだ! 悪くないのに謝るな!」。

 夫は怒ると延々と講釈が続きます。「謝罪の言葉には3つある。『ごめんなさい』は『御免なさい』で過ち、非礼を詫びる言葉だ。『すみません』は、自分の気持ちが片付かない(済まない)ということ。『申し訳ありません』は申し訳が立たない、弁解の余地なしだ」。

 こうなると私もうっぷんが溜まります。この前、部屋に掃除機をかけながら夫にこういいました。「掃除機がすぐに詰まるの。こういう時はなんて謝るのかしら? アナタの抜け毛が多いのが原因だから、『毛(申)し訳ない』かしらね!」。

 夫ですか? 弁解の余地なく黙って、自分の部屋へ逃げ込んでいきましたよ。

※週刊ポスト2014年3月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン