「卒婚」にもいろいろな形がある。我慢できない部分が解消されれば、円満夫婦に近づけるはずだ。千葉県に住む61才の女性が語る。
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私の実家を二世帯住宅に改築して両親と住んでいましたが、8年前に父が亡くなり、一昨年、母も入院。空き家になった階下を貸家にしようかと夫(64才)に相談すると「おれに貸して」と意外な申し出。「もとはお前の実家だから家賃は払う。生活は別にしないか」と言うのです。
夫婦なのに何も別居しなくても…。なんで突然そんなことを言い出すのかと最初は反対しました。
でも夫は「試しにやってみようよ」と言って譲らない。単身赴任が長かったからひとりがいちばんくつろげるんだそう。
やってみて納得。ひとつ屋根の下にいるけど“ひとり”は最高です。最近は夫と出かけた帰りに、居酒屋に立ち寄ったりしてます。
※女性セブン2014年3月27日号