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地声デカく毎晩接待残業男 あだ名が「一人ブラック企業」に

「なんであいつが出世する?」どこのカイシャでも、自己チューの無法者社員や下半身がゆる~い社員が意外な高評価を受けることがあるものです。そんなわが社の「憎まれっ子」社員をOLさんたちにチクってもらいました。皆さん、苦労が絶えないようで……。

ちずる(サービス・29歳):いるよね、どこの会社でも。何をやってもお咎めなしの無法者が。私の部署にも、入社30年でたぶん一度も営業目標を達成したことがなさそうな課長がいんの。

あきな(メーカー・27歳):なんでアンタが課長なんだっていいたい!

ちずる:社長の同期だからよw 社長を「よっちゃん!」なんて呼べるの、ウチの部であの人だけだから。

ゆり(不動産・27歳):ウチにもいる! 遅刻するわ、連絡ミスは多いわ、同僚から借りた金は返さないわ、まるで駄目人間なのに、なぜかおエライさんに顔がきく社員が。

あきな:普段はなーんもしないのに、「その件なら、僕の方から専務に承認取っておきます」とか、「あのお客さんなら、僕の知り合いですよ」とかいえちゃうんだよね。謎~。

みか(IT・32歳):飲み屋でよく会うとかゴルフによく行くとか、どっかで繋がってるんだよね。

ちずる:ところが、そういう男に限って……

たかこ(広告・28歳):出世するんだよね~。

みか:私の元カレもそのクチだったよ。「虚言癖で内定取った」っていう“レジェンド”を持つインチキ男でさ~。

ゆり:いるいる~。行ってもいないボランティアに参加しただの、ちょっとした海外旅行を「プチ留学歴」にしてしまうような男が。そういう男って、口先ばっかりよく回るから営業成績だけはよかったりするんだ。

あきな:でも、会社のコストや負担は無視するから、結局そのしわ寄せは、ウチら下っ端に押し寄せるだけ……。

ゆり:ウチにもいるんだ。やたら大きな声で発言したり、毎晩のように接待や営業で残業したりして、「一人ブラック企業」ってあだ名の猛烈営業マンが。

みか:この「ノー残業」「ワークライフバランス」時代に。時代錯誤もいいとこじゃない?

ゆり:ホント。残業代のレジェンド作ってどうするってw

※週刊ポスト2014年5月23日号

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