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国交省が見学記念に配布する「ダムカード」がじわじわ人気

 考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人で、著書に『あたらしい書斎』(インプレスジャパン)などがあるいしたにまさき氏が、ネット上で話題になっているモノを紹介します。今回は「ダム」のお話です。

 * * *
 どんなジャンルにでもマニアというものはいるもので、それを象徴するのが「ダムカード」。これはダムを管理する国土交通省と水資源機構が全国のダムをカードにして、見学の記念として配布しているものです。これをもらうためにはそれぞれのダム管理事務所に行く必要があるのですが、ネットの世界でもじわじわ人気となっています。

 6月、大きなダムがあることで知られる利根川水系の矢木沢ダムと奈良俣ダムで試験放流が実施されました。ダムの放流は、普段はあまり実施されませんが、ダムの水門の動作確認のために、この試験放流は実施されました。

 いつもは開かないダムの大きな水門が開放されると、水流は大規模で迫力のあるものになるのです。なかでも矢木沢ダムの試験放流は4年ぶりで、一部のダム好きの間では話題になっていました。

 しかし、当日ふたを開けてみると、矢木沢ダムには車が400台やってきて、1200人もの人が集まったそうです。ダムがあるところというのは大抵そうですが、矢木沢ダムも最寄り駅から約30km程度離れたところにあります。そんなところにまで、これだけの人が集まる。ダムは一部の変わった人の楽しみと思っていた認識をそろそろ変えなくてはいけないのかもしれません。

※女性セブン2014年7月10日号

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