カードや免許証など、大切なものが入っているのが財布。だが、それ以外に見られてはいけないものも入っている…。千葉県に住む女性Kさん(45才)は、夫(49才)の財布に入っていたあるもののせいで、恥ずかしい目にあったという。
* * *
散歩に出かけたダンナから電話がかかってきたの。「家に財布忘れてない?」って。あわてて探したけど、どこにもない。とうとう「ダメだ。落とした」とダンナは警察へ。私はダンナの銀行のカードや、クレジットカードを止めるのにあっちこち電話して、駅まで行ってICカードの“スイカ”も止めたりして大騒ぎ。
現金は2000円くらいしか入ってなかったのが「不幸中の幸い」とダンナは言うけど、そのことで私にまで“不幸”が降りかかるとは…。
翌日の昼頃、警察からの電話で財布が届けられていたことがわかり、ダンナと一緒に取りに行ったのね。
「では確認してください」って、退職間際って感じの枯れた警官が、財布の中身を全部、机に広げたのよ。「えーと、クレジットカードとキャッシュカード。あとこちらのカードは、“耳かきリラクセーション”の回数券と、“男性エステ めろん”のポイントカード、“熟女倶楽部”の割引券で間違いないですか?」
何の感情もない、大きな声で読み上げたの。ダンナは「はい、はい」って蚊の鳴くような声でうなずいていたけど、そういうところに行く男の妻…って、私の立場はどうしてくれるの。
※女性セブン2014年9月4日号