ビジネス

上半期で通期予想の81%の純利益を達成した上方修正期待銘柄

 秋に来て堅調な推移が続いている日本株だが、来年前半までは力強い値動きが続くと予想しているのは、グローバルリンクアドバイザーズ代表取締役・戸松信博氏だ。戸松氏は、年末にかけて日経平均1万6000~1万7000円までの上昇も想定しているが、それでは値上がり期待の個別銘柄は何か。以下、戸松氏が解説する。

 * * *
 相場全体の上昇が見込めるなら、個別銘柄にはそれを上回る値動きが期待できるのはいうまでもない。最も大きく株価を押し上げる材料といえば、やはり業績である。特にその変化率が大きければ大きいほど株価に反映される可能性は高まる。

 そこで注目したいのが、現在の業績見通しではなく、事前の予想を上回る上方修正が期待できる銘柄、すなわち「業績上ブレ期待銘柄」である。

 たとえば第2四半期までの業績が通期予想の50%を大きく超えているような企業なら、上方修正は十分に望める。そこで今回は、通期の純利益予想に対し、期中でどれだけ達成できているかという「純利益達成率」を軸に、今後も高成長が見込めるようなテーマ性を併せ持ち、さらなる業績の伸びが期待できる銘柄をピックアップした。

 その中でも注目の銘柄が、ワールドホールディングス(ジャスダック・2429)だ。製造派遣・業務請負、不動産事業、携帯ショップ事業などを手がける同社の魅力は2つある。

 ひとつは、人材流動化や不動産市況の活性化といったアベノミクスによる景気拡大の好影響を大きく享受できる点だ。業績も好調で、2014年12月期上半期は売上高が17.6%増の340億2300万円、営業利益が58.1%増の18億2400万円、経常利益が51.6%増の17億9500万円、純利益に至っては86.1%増の9億7600万円。これに対して、通期の純利益予想は12億100万円であり、上半期時点の達成率は81%と上方修正の可能性は極めて高いといえるだろう。

 もうひとつは、今後数年にわたり大きな業績拡大が期待できる点が挙げられる。同社は2016年12月期に売上高1001億円、営業利益50億1900万円となる中期経営計画を掲げている。特に不動産事業の伸びが顕著で、同事業のセグメント利益は2013年12月期の4.8倍にまで膨らむ見込みだという。

 仮に計画が達成され、営業利益の伸び率に比例してEPS(1株当たり利益)が伸びたとすると、予想PER(株価収益率)は6.6倍となる見通しだ。これに対し、2013年12月期の実績EPSから計算すると、2014年7月末のPERは21倍。2年後に計画を達成し、PERが21倍まで上がっていると考えれば、株価は今後2年で3.2倍になる計算が成り立つ。

※マネーポスト2014年秋号

トピックス

森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
どんな演技も積極的にこなす吉高由里子
吉高由里子、魅惑的なシーンが多い『光る君へ』も気合十分 クランクアップ後に結婚か、その後“長いお休み”へ
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
『教場』では木村拓哉から演技指導を受けた堀田真由
【日曜劇場に出演中】堀田真由、『教場』では木村拓哉から細かい演技指導を受ける 珍しい光景にスタッフは驚き
週刊ポスト