子供の名前は一生ものだが、中には、深く考えもせずに、適当な理由で名づけてしまう親もいる。神奈川県に住む女性Iさん(32才)の夫(34才)は、生まれてくる子供にあり得ない名前をつけようとしているのだという。
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初めての妊娠で、産み月を迎えた私も含めて、ダンナの会社ではちょっとしたベビーブーム。好きな漫画のキャラクターの名前を付けるのが流行っているんだって。それまで、名付けにはほとんど興味を示さなかったダンナが、急に身を乗り出したのは、三姉妹の長女の私に、親から跡取りになってくれという話が来てからよ。
「オレは昔から『タッチ』が好きだったんだ。男女、どっちが生まれても“南”にする。いいな」って言い出したの。
私の実家の名字は「西」。子供の名前、「西南」にしたいんだって。「何考えてるの!」って怒ったら、「いいじゃないか。オレの同僚で『ワンピース』が好きな男は“ルフィ”を当て字にして、頑張ったんだぞ」って、ワケわかんない。
ダンナは会社の同僚にウケたいだけだってことが最近わかったけど、まさかここまでバカだったとは…。
※女性セブン2014年10月23・30日号