いよいよ始まった花粉の季節。東京での飛散量は去年に比べて2倍という予測もあり、花粉症患者にとっては厳しいものとなりそうだ。
そもそも、花粉症は免疫の反応によって発症する。大量の花粉が体内に入ると花粉に対する抗体が作られ、花粉が体内に侵入して抗体と花粉が反応するとヒスタミンという化学物質を放出する。これがくしゃみや鼻水、目のかゆみといった炎症反応を引き起こす。荏原内科・外科クリニック院長・小林秀規さんは、こう解説する。
「当たり前のようですが、まずは花粉を体内に取り込まないようにすること。付着したらしっかり落として、放置しないことです。その上で、症状の強度やライフスタイルに合わせて薬を服用する。即効性のある注射をはじめ選択肢も広がっていますから、日常生活に支障があるようなら医師に相談を」
※女性セブン2015年3月12日号