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専門家が注目 はちみつやメイプルシロップに代わるハーブ

ハーブの自然な甘みと低カロリーが魅力というステビアの花

 思い込みや勘違いはいろいろあるけれど、私たちの生活に身近な「食」に関しても、間違ったイメージを持ってしまったり、意外な組み合わせが体に良かったりする“勘違い”があることも。食材や調味料など、流行する理由はあれこれあるし、食べ物を選ぶ時の判断基準として、やはり「健康にいい」という情報は気になる。

「健康のことを考えたら、ラーメンはトッピングした方がいいんですよ」というアドバイスをくれたのは、多くの食品関連企業にヘルシー商品の考案やプロデュースを行なうほか、TVや雑誌メディアでも活躍する管理栄養士・健康運動指導士の浅野まみこさん。ラーメンをオーダーする際に、カロリーを気にしてトッピングを我慢するという人もいるが、どんなトッピングでもいいのだろうか?

「どんなトッピングにも良い部分はありますね。まずは、わかめ・もやし・ネギ。わかめにはナトリウム(塩分)排出を助けるカリウムが含まれますし、食物繊維は脂質の吸収を抑えてくれます。もやしも同じく、食物繊維の働きが期待できる食材です。また、ネギにはアリシンという成分が、ビタミンB1の吸収を高めてくれます。

 それにチャーシューも、脂身が多いものは控えた方がいいですが、お肉のしっかりしたものはオススメ。豚肉に含まれるビタミンB1は、糖質などの代謝に必要な栄養素です。ですから、ビタミンB1とその吸収を高める『ネギチャーシュー』の組合せは、脂質や糖質の多いラーメンのトッピングとして、かなりいいと考えられるでしょう」(浅野さん)

 さらに浅野さんは、こうした“組合せると、いいもの”は、他にもいろいろあるという。

「コンビニなどでも気軽に買えて、人気の高い唐揚げ。お店などではレモンが添えられることもありますが、基本的に揚げ物の油は体を酸化させるのが、健康に良くないポイントなので、抗酸化物質を手軽に摂ることができる野菜ジュースはいいですね。コンビニで買う時に、組合せて買えますから、一緒に摂るようにしてください。同じく揚げ物では、トンカツにはパセリ。付合せの定番・キャベツも食物繊維が摂れて良いのですが、ベータカロテンが豊富なパセリも一緒に食べるようにしましょう」(浅野さん)

 そんな浅野さんが“今後、注目の食材”として挙げてくれたのは、甘みのある「ハーブのステビア」だ。ステビアというと、食品や清涼飲料水などの原材料でよく目にするだけでなく、最近では、新発売の緑のコーラ『コカ・コーラ ライフ』の甘味料としても話題となった。しかし、考えてみると“どんな特徴があるのか”意外と知らない食材でもある。

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