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川崎中1殺害 少年法適用されるため殺人でも刑期は10~15年

 2月20日、川崎市の多摩川河川敷で遺体で発見された上村遼太君を殺害した容疑で、上村君が付き合っていた不良グループから3人が逮捕された。容疑者はリーダー格の少年A(18)をはじめすべて少年である。少年犯罪に詳しい弁護士の高橋正人氏がいう。

「今回の事件は13歳の被害者に対して複数で犯行に及んでいて悪質性が高い。首という急所を狙っているため殺意が強いと判断され、傷害致死ではなく殺人で立件される可能性が高い。

 もし主犯格が18歳であれば、家庭裁判所での少年審判を経て検察官に送致(逆送)され、刑事事件として地方裁判所で裁かれることになります。少年法が適用されるため、殺人でも刑期は10~15年程度にしかなりません」

 遺体発見の4日前、上村君は中学の担任からの電話に、「(学校に)そろそろ行こうかな」と答えたという。友人たちとの学校生活は、鬼畜の所業で断たれた。犯人が成人であれ少年であれ、相応の報いを受けなければならない。

※週刊ポスト2015年3月13日号

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