同窓会の幹事を引き受けたものの、卒業してしばらく経つと、連絡先がわからなくなって途方に暮れる人もいる。そんな人を助けてくれるサービスが今、大盛況だという。同窓会の代行業を行う会社・同窓会ネットの代表取締役・伊丹正人さんに起業の理由を聞いた。
「約15年前、私が同窓会の幹事をした時、あまりの忙しさに、幹事代行をしてくれる会社があればと思い、それから間もなく起業しました」という伊丹さん。
それ以来、大阪本社と東京支店のほか、依頼があれば全国どこででも同窓会を代行している。
「同窓会の幹事は大変ですが、新たな友情が芽生えたりすると嬉しいもの。学生時代は苦手だった人も、大人になって共通の趣味を持っていたりして、時を経て再会したからこそ深いつきあいができる。そんなお手伝いができれば」
また、利用者はどのような感想を持っているのだろうか。
「卒業以来疎遠になっていた人が多かったのですが、すぐに昔のしゃべり口調になって会話が弾みました。タイムカプセル公開や校歌斉唱など、みんなが参加しやすい内容で、近くにいた人と話すきっかけにもなりました。2時間じゃ足りないから、2次会にも行こうと思います!」(Bさん・主婦)
「昔の写真も用意してくれていたので、先生も含め盛り上がりました! タイムカプセルに入れた作文に、当時好きだった人と25年経っても仲よくしていたいって書いてありました。すっかり忘れていたけれど、今でも大切な友達です。願いが叶っていてうれしくなりました」(Cさん・会社員)
※女性セブン2015年4月9日・16日号