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コスパの鬼の異名もつ自動車評論家がお買い得ミニバン3台紹介

 いまやスーパーマーケットでも観光地でも、駐車場はミニバンだらけだ。人気のクルマ購入にあたってカミさんの承諾を得るには理論武装も欠かせない。そこで、自動車ジャーナリズム業界において、その経済性重視の評論姿勢から“コスパの鬼”の異名をもつ自動車評論家・渡辺陽一郎氏に、今最もお買い得なミニバン、ベスト3を選定してもらった。

●1位:ホンダ・ステップワゴン
 ミニバンは販売競争が激しく、新しい車種ほど割安になる。ステップワゴンは独創的なバックドアを装備して使いやすく、3列目シートが床下に格納できるため、荷室も広い。おすすめのグレードは「G」。安全装備も充実して248万円はお買い得だ。

●2位:トヨタ・ヴォクシー/ノア
 床はステップワゴンと同等に低く、乗降性、居住性、安定性にも優れる。全長は先代モデルよりも100mm長く、3列目シートの足元も広い。その3列目は簡単なレバー操作だけでたためて、内装も上質感は高い。おすすめグレードは250万円を切る「X」だ。

●3位:ホンダ・オデッセイ
 2.4リットルエンジンを搭載する大型ミニバンで、売れ筋グレードは300万円を軽く超えるが、低床設計で車内は開放感があり、3列目シートも実用的な広さ。2列目シートは体を包み込む形状で、座り心地は絶品だ。走りと乗り心地にも優れ、ドライブが楽しい。

※週刊ポスト2015年7月10日号

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