小型軽量の携帯プリンターは、さかのぼると2008年にわずか227グラムと当時としては画期的な小ささの「Polaroid PoGo」が発売されていた。デジタルカメラだけでなく携帯、スマホにも対応していた製品だったが、浸透する前に製造中止された。

 スマホ専用では、2013年6月からLG ElectronicsがPocket Photoシリーズを日本で販売しているが、大きな注目を集めるジャンルに成長するきっかけをつかめずにいた。

 しかし、2014年2月に富士フィルムから「スマホ de チェキ instax SHARE SP-1」が発売されると、スマホ専用の携帯プリンターは注目度の高いジャンルになった。

 アナログ撮影と現像をするチェキは、いまやイベントに欠かせないインスタントカメラだが、「スマホ de チェキ」はスマホで撮影した写真を現像だけする装置だ。253グラムと携帯するには少し重量が気になるが、馴染みがあるチェキ用紙をそのまま使える手軽さから人気は高い。

 続けて2014年5月に発売されたハイティデジタルの「Pringo」は、インクリボンを使用するので発色がよく銀色も印刷できるのが特徴だ。394グラムと少し大きめだが、本体には女性を意識したデザインが施されている。そして今年3月、前出の「pomini」が登場した。

 Googleカレンダーやジョルテなど、デジタルデータで完結できる便利なスケジュールツールがありスマホを持っていても、手帳が手放せない人は少なくない。スマホとSNSが写真撮影と共有の標準になっても、気に入った写真を紙で残す習慣はなくなりそうにない。

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