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91才の料理研究家が教える 生卵と絡める「湯豆腐」レシピ

91才料理研究家が教える絶品湯豆腐レシピ

 鍋はいわば日本の“ワンプレート”。肉も魚も野菜もいっぺんに味わえて、後片付けも手間なし。ひとり用の土鍋は、炊飯やスープなどにも使えて重宝します。そこで、91才の日本料理研究家で『きょうの料理』(NHK Eテレ)などで活躍中の鈴木登紀子さんが、とっておき湯豆腐レシピを紹介。卵を絡めてみたら、豆腐がまったり風味UP!

 * * *
 生卵に湯豆腐を絡めながらいただくのは、私の母のアイディアです。真ん中に筒みたいなのが付いた、湯豆腐用のお鍋がございますでしょ? 普通はおしょうゆを入れるだけなのですが、私が物心ついたときから、我が家では生卵が入っていました。

 たぶん、毎夜晩酌を欠かさなかった父が好きだったのね。母は育ち盛りの子供たちの栄養にもいいと、思いついたのではないかしら。

 卵が温まってトロンとしたとこへお豆腐をくぐらせてね、ほんのり甘くておいしいの。フツッときたらすぐ召し上がれ。くれぐれも煮すぎないことですよ。

【材料・1人分】
絹ごし豆腐半丁・だし昆布10cm角1枚・大根200g・生卵1個・しょうゆ1/3カップ

【作りかた】
【1】土鍋にだし昆布を入れて水適量を張り、1時間ほどおく。
【2】小さめの器にしょうゆを入れ、土鍋の中央に置く。食べやすく切った豆腐、細いせん切りにした大根を入れて火にかける。
【3】【2】の器に卵を落として少し崩し、豆腐、大根を絡めながらいただく。あれば、大根の葉を刻んだものを散らしても。

撮影■澤井秀夫

※女性セブン2015年12月17日号

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