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2016.02.08 07:00  週刊ポスト

日本一売れる缶詰ブランドは? なぜ苺・バナナ缶はない?

缶詰の豆知識を5つ紹介

 手軽に美味を堪能できる缶詰は、面倒臭がりからグルメまで対応可能な優れモノ。国内外の缶詰を食べ尽くした「缶詰博士」として知られる黒川勇人氏が、缶詰の豆知識を5つ紹介する。

【豆知識 その1】「日本の缶詰の種類は世界の67%を網羅!」

 缶詰は世界中で約1200種類以上、そのうち日本では800種も作られている(約67%)。「理由は、日本人が缶詰好きの国民だからです。2011年のデータでは、1缶250g換算で、1人当たり年間約33個の缶詰を消費していることになります。ちなみに日本で一番売れている缶詰は『シーチキン』シリーズです」(黒川氏)。高度成長期までは輸出産業として、その後は国民の胃袋を支えているのが缶詰なのだ。

【豆知識 その2】「非常食にも最適! 缶入り『本格ラーメン』」

「麺は糸こんにゃくでできていてのびることはありません。スープの出来で勝負しているから、本当にうまい。常温でも油が固まらないのもポイントです。お湯もいらず、フォークも缶に付属しているので、非常時でもすぐに役立ちます」(黒川氏)

【豆知識 その3】「『角打ち』の発祥とは?」

 酒屋の店先に併設された場所で、立ち飲みをするのが「角打ち」だ。石炭と鉄鋼業で栄えた北九州が発祥とされ、四角い升で量り売りの酒を飲むことが語源(諸説あり)。労働者が短い時間で、廉価に酒を楽しむためのものだった。飲食店ではないので、長っ尻はルール違反。缶詰を肴に軽くひっかけ、足早に去るのが粋だが、つい「もう一杯」となるのもよくある話で……。

【豆知識 その4】「バルト三国の中でも魚好きの『エストニア』」

 フィンランド湾に面し、水産物でも知られるバルト三国は、EU圏でもアイスランド、ポルトガル、スペイン、ノルウェーに次ぐ魚介類消費地域。エストニアの名物はいわしの燻製だ。100%の天然木で燻されたいわしは、シンプルながら本来の美味しさを認識させてくれる逸品。

【豆知識 その5】「多種多様なフルーツ缶にいちご、バナナがないワケは?」

 缶詰は本来、長期保存を目的としているので、現在の日本で一年中手に入る果物は需要がない。いちごは加熱することで、赤い色素が溶け出しジャムのようになってしまうのも向かない理由。バナナもボソボソとして失格だ。だが、海外には少ないながらも流通している。味は保証できないのだが……。

※週刊ポスト2016年2月19日号

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