缶コーヒーに本格的な味わいを追い求めてダイドーがたどりついたのが、「香料無添加」。香料を使用せず、香りが華やかな浅煎り豆を中心とした独自のブレンドにより本格的なコーヒーの味わいを表現し、発売から40年以上も自然なおいしさを提供する姿勢を貫いている。
「ダイドー ブレンドコーヒー」の缶デザインも、1975年から今も基本的には変わっていない。リニューアルはあれどドンゴロス(麻袋)が印象的なパッケージのままだ。
ダイドーといえば、「ダイドー ブレンドコーヒー」だが、1978年発売の「ミルク・マイルド」のMを冠した「Mコーヒー」のファンも多い。また、1992年から発売されている少量缶「デミタスコーヒー」は、プレミアム路線という新機軸を業界に持ち込んだ。
※週刊ポスト2016年6月10日号