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田舎へ移住 最大250万円や370万円&牛一頭給付地域も

移住すると牛がもらえる地域も

 全国の自治体には、補助金を出して移住を支援し、定住促進&地域活性化につなげているところが多くある。なかでも和歌山県では、世帯主または配偶者が40才未満の世帯全員(16才未満の子供と同居)で移住し、10年以上定住する意思がある場合、一定の条件を満たせば「若年移住者暮らし奨励金」として、250万円が支給される。

 さらに移住者が60才未満で起業する場合も、最大100万円が補助される。まずは「わかやま定住サポートセンター」に問い合わせを。(届出先:和歌山県内の事業実施地域の市町村)

 助成が受けられるのは、何も地方部だけではない。東京都千代田区の「次世代育成住宅助成」では、賃貸でもローンでも、区内に住む親世帯の近くに住み替えると、最長8年間にわたる助成が受けられる。新婚世帯および子育て世帯(子の年齢は18才まで)が対象で、4人家族の場合、初年度6万円/月から1年ごとに減額され、8年目は1.8万円/月となり、8年間で374.4万円にもなる。今年度までの制度なので、早めの検討が必要だ。(届出先:東京都千代田区役所)

 さらに、東京都新宿区では、「子育てファミリー世帯居住支援」として、区外から転入する子育て世帯が、所得などの要件を満たせば、契約時の礼金+仲介手数料で最大36万円、引っ越し代実費で最大20万円が助成される。
(届出先:東京都新宿区)

 また、助成金だけでない支援もある。鹿児島県三島村(竹島・硫黄島・黒島)では自立生活の目的をもって移住すると、引っ越し費用として鹿児島本港から三島村までの『フェリーみしま』の各種運賃(上限10万円)が支給される。さらに、夫婦世帯で月額10万円の生活助成金が3年間もらえるほか、子牛1頭がついてくるという手厚さだ。(届出先:鹿児島県三島村)

 最後に、失業手当の受給資格者が、ハローワークで再就職先が決まり、引っ越しが必要と判断された場合、失業手当から給付金が支給されることを紹介しよう。内訳は、本人と家族の移動交通費(鉄道や船、飛行機、車)に加え、移転の距離に応じて9万3000~28万2000円の移転料(引っ越し代)と、着後手当3万8000円(いずれも単身者は半額)。
(届出先:管轄の公共職業安定所)

※女性セブン2016年6月30日号

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