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ご飯のおいしい冷凍調理術と冷凍卵の実力

すき間を作ってふんわり包むのがポイント

「“食材は冷凍するとまずくなる”というのは誤解。間違った冷解凍法が原因」と語るのは、東京海洋大学学術研究院食品生産科学部門教授で冷凍博士の鈴木徹さん(「」内、以下同)。これは、冷凍にすることが多いであろう「ご飯」においてもいえること? 余ったご飯を冷凍し、上手に活用する方法を鈴木さんに聞いた。

 炊き上がってすぐのご飯1杯分を、米粒と米粒の間にすき間ができるようラップの上に広げ、ふんわりと2重に包んだら、冷まして冷凍。ご飯をギュウギュウにして包むと、米の糖分に粘りが出て、解凍した時に米粒同士がくっついてしまう。すき間を作って広げ、ふんわり包むのがポイント。

 レンジで40秒加熱し、半解凍の状態で一度軽くほぐし、そのまま調理に使うと、米粒同士がくっつかず、パラパラになるので炒飯に使いやすい。また、この軽くほぐした半解凍ご飯を器に盛り直してラップをかけ、さらに20秒加熱すると炊き立て状態が復活する。

 また、ごはんに相性ぴったりの卵も冷凍ができることをご存知だろうか? 現在、「生卵を冷凍するとおいしくなる」とテレビやネットで話題になっている。実際はどう食べるとおいしいのか。

「生卵を冷凍した場合、黄身は解凍しても固まったまま。しょうゆやご飯と混ざりませんから、卵かけご飯はおすすめしません。黄身は細胞が壊れてすき間ができて味がしみやすいため、しょうゆやみそなどに漬けて“味玉”にするといいでしょう」

※女性セブン2016年10月6日号

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