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ドッグランでの3条件「噛まない、吠えない、呼べば戻る」

ドッグランの利用前には必ずルールを確認

 愛犬を遊ばせるのに最高なのがドッグラン。しかし、初めて行くとなると不安もあるだろう。女性セブン編集部には、27才の主婦から、こんなお悩みが届いた。

「近所にドッグランができたので、愛犬のフレンチブルドッグを連れて行きたいと思っています。初めて行くので、他の犬と一緒に遊ばせる時の注意点やドッグランでのマナーを教えてください」(神奈川県・けいてぃー、27才・主婦)

 そんなお悩みに、しつけ教室・犬の保育園SKYWAN! DOG SCHOOL代表、家庭犬しつけインストラクター歴16年の井原亮さんが、アドバイスをします。

 * * *
 気候もよく過ごしやすい秋は、愛犬とおでかけするのに最適の季節です。いつもの散歩コースとは違う場所まで遠出したり、ドッグランに遊びに行くのもいいですね。特に、ノーリードで遊べるドッグランは、わんちゃんにとっても楽しい時間となるでしょう。

 しかし、どこのドッグランでも必ずルール(利用規約)が設けられています。おやつやおもちゃの持ち込み禁止をはじめ、中にはワクチン接種の証明書の掲示が必要なところもあります。利用前に必ずルールを確認しましょう。

 初めてドッグランに行く時は、いきなり犬をランの中に入れるのはダメ。犬も初めての場所は興奮するので、まずは周辺を歩き、落ち着かせてから入りましょう。

 ラン内に入っても、すぐにリードを離さず、まずは観察を。他の子との相性を見て問題がなさそうなら、リードをつけたまま手を離します。仲よくできそうであれば、リードを取って遊ばせてあげるというように、段階を踏んで慣らしていきましょう。

 遊ばせている間も、何かあった時にすぐコントロールできるよう、目を離さずに見守ってください。飼い主同士の立ち話も、情報交換にはなりますが、ここではほどほどに控えて。ちょっと興奮しすぎかなと感じたら、クールダウンさせるために呼び戻し、落ち着いてからまた遊ばせるのがおすすめです。

 ドッグランで遊ばせる場合、噛まない、吠えない、呼べば戻ってくる。この3点ができることが最低条件です。他の犬に噛みついたことのある犬や、吠えグセがある場合は利用を避けた方がいいでしょう。他の犬と仲よく遊べる子でも、呼び戻しができなければ、トラブルになった時に捕まえられず、周りに迷惑をかけることになります。

 また、犬が苦手な子をドッグランで慣らそうとすることは絶対にNGです。他の犬への恐怖心を持っている子にとっては、知らない犬が大勢いるドッグランは非常に怖い場所。さらに恐怖心を植えつける可能性が高いため、身近な公園や散歩コースで徐々に慣らすようにしましょう。

※女性セブン2016年11月3日号

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