続いては、兵庫の「墓ピカ太郎」さん。運営会社である株式会社緑香の本田智社長にお話を伺いました。このサービスの名付け親でもあります。
「最初にピコ太郎の動画を見たときは、ああ面白いなって思っただけで、『墓ピカ太郎』と結び付けては考えてませんでした。こうやって取材を受けて、あらためて『そういえば似てるな』と親近感を覚えてます。急にお客様が増えたとか、そういうことはありませんね。ピコ太郎がらみの取材ですか。今回が初めてです」
それは光栄です。「墓ピカ太郎」さんがサービスを始めたのは、去年の6月。モットーは、リーズナブルな料金設定とお好みのオプションを自由に選べるところです。
「私自身、ご先祖様のことを昔から大切にしております。どうしてもご自身でお墓参りに行けない方のお力になりたいと思って、墓ピカ太郎を始めました」
ちなみにピコ太郎は五人兄弟という設定で、長男はまさにピカ太郎という名前らしいです。そんなご縁もあることだし、パロディ動画を作ってみるというのはどうでしょう。
「ハハハ、いいですね。今のところ予定はないですけど、検討してみます。PPAPという名前のサービスも作りましょうか。よりいっそうピカピカ(PP)にします、って感じで」
ぜひ作ってください。古坂……じゃなくてピコ太郎さんが「兄」の墓ピカ太郎さんを訪ねて来て、お墓の掃除を手伝うなんて企画を打診されたら、どうしますか。
「いいじゃないですか。ぜひやってもらいたいです」
おお、素晴らしい! どこかの局でぜひ実現してください。ピコ太郎は常々、動画を通して訴えたいのは「世界平和と家族への愛」だと語っています。きっとお墓の掃除も同じ。名前だけでなく、目指すところも似ているようです。
ピコ太郎に似ているのは、「ピザ太郎」や「墓ピカ太郎」だけではありません。タキイ種苗が「ピー太郎」という苦味を抑えたピーマンの種を販売しています。あるいは、「太郎」はついていませんけど、「おにぎりせんべい」で知られる三重県のお菓子会社マスヤが作っている欧風せんべい「ピケ8」は、今年で発売45年目を迎えるロングセラー商品。森永乳業のアイスクリーム「ピノ」も今年で発売40周年です。ピコ太郎が「ピケ8」や「ピノ」を訪ねて、人気が長続きする秘訣を伝授してもらうなんてのはどうでしょうか。
そんなこんなで、ピコ太郎にはこれからもますます活躍してもらいたいものです。何が当たるかわからないことを実証して、世の中に勇気と希望を与えてくれました。いろんな「ピ○太郎」や「ピ○」のみなさんにおかれましても、ますますのご発展とご清栄をお祈り申し上げます。