ライフ

補聴器市場の6割占める「耳かけ型」 小型化進み重量1~2g

補聴器市場の約6割を占めるのは「耳かけ型」

 かつての補聴器は使いにくさを訴える人が多かったが、最先端の補聴器はストレスを減らす工夫がこらされている。その上、オシャレなデザインで見た目にこだわったものも増えている。

「補聴器には『耳穴型』、『耳かけ型』、『ポケット型』、『骨伝導型』の4つのタイプがあり、補聴器店で聞こえにくい周波数帯や音を測定して難聴の度合いを確認したうえで、好みで選んでもらいます」

 そう語るのは、リオネットセンター大宮店の認定補聴器技能者、福澤理さんだ。目立ちにくいという点では耳穴型に軍配があがるが、同型は電池交換や装着そのものに不便を感じることも少なくない。

 現在、市場の約6割を占めるのは「耳かけ型」だ。小型化が進み「重量1~2グラムの、装着していてもほとんど気づかれない超小型が増えてきた」(福澤さん)という。

 居酒屋などガヤガヤした場所で使用する場合、通常の補聴器は雑音など全ての音を拾ってしまう。それゆえに、聞きたい音以外のノイズになやまされ、頭痛や耳鳴りを訴える人が多かった。

 たとえば、「オーティコン オープン」(オーティコン補聴器)は補聴器でありながらコンピューターさながらのCPUを搭載。周囲360度の音の状態を毎秒100回以上分析することで、ユーザーが聞きたい音声とノイズを区分することができる。まさにスマート(賢い)補聴器である。

 賢さはこれだけに留まらない。「オーティコン オープン」はiPhoneなどスマホと無線で繋がる。これにより、補聴器を取り外さなくても、音量調節などの操作がスマホからできたり、紛失した補聴器をスマホで見つけ出すことができる。メールの受信を知らせる機能もある。

関連キーワード

関連記事

トピックス

三浦瑠麗(本人のインスタグラムより)
《清志被告と離婚》三浦瑠麗氏、夫が抱いていた「複雑な感情」なぜこのタイミングでの“夫婦卒業”なのか 
NEWSポストセブン
オフの日は夕方から飲み続けると公言する今田美桜(時事通信フォト)
【撮影終わりの送迎車でハイボール】今田美桜の酒豪伝説 親友・永野芽郁と“ダラダラ飲み”、ほろ酔い顔にスタッフもメロメロ
週刊ポスト
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン