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キッチンの節約術 落としぶたでガス代1067円お得に

跳ね上がる冬の光熱費にキッチンの節約術(写真/アフロ)

 光熱費が一気に跳ね上がる冬。お風呂で暖をとるのを諦められないなら、せめて料理のガス代は節約したい。

◆タオル&発泡スチロール保温で121円の節約に

 料理を作る際にも、ちょっとした工夫でガス代の節約が可能になる。料理研究家の野口英世さんのおすすめは、フライパンの有効活用だ。

「この時期、煮物を作る機会が増えますが、その時に底が広くて加熱の速いフライパンを使えば、鍋の半分の時間で調理できます。お鍋で調理した場合は、ある程度煮た後に味をしみこませるとき、弱火で温め続けるのではなく、厚手のバスタオルに包んで発泡スチロールの箱や保冷ケースの中で保温すると、とろ火にかけるのと同じ効果があるんです」(野口さん)

 15分間、弱火にかけるとガス代が1.25円かかるので、1日に1回短縮すれば1か月で約38円、97日で121円のお得。節約しながら料理もおいしくなるなら一石二鳥だ。

◆同時調理と落としぶたで1067円の節約に

「煮物を作る時に、アルミホイルで落としぶたをして、その上に小松菜やキャベツなどアクの出にくい葉物野菜をのせます。これでふたをすれば、2分ほどで蒸し野菜が完成です。

 アスパラガスやトマトはおみそ汁を作るために沸かしたお湯で湯通しするといいだしになるんです。“節約”と思わずに“賢く料理している”と考えることが、楽しく節約するコツではないでしょうか」(野口さん)

 同時調理で1回約3円、落としぶたでは1回約8円の節約になる。組み合わせれば、ひと冬で1067円のお得だ。

 賢く節約して「外は寒くても懐は温かい」冬を過ごそう。

※女性セブン2016年12月8日号

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