効率的に美人になって人生を楽しむ処世術が満載の『赤い口紅があればいい』(幻冬舎)を刊行した元ピチカート・ファイヴの野宮真貴(56才)。
そんな野宮の最強の武器は、赤い口紅だ。
「赤い口紅は未経験でも、赤いマニキュアは試したことがある人もいると思うんですが、爪に赤をのせると、指の節やしわも不思議なくらい目立たなくなって、手が白く見えますよね? それが顔に応用できるんです。試さない手はないですよ。
それに赤といっても、パキッとした赤だけじゃなくて、いろいろな赤色もあるし、質感もシアーからマットまでさまざま。誰にでも合う1本って必ずあるんです。ものすごく手抜きですが、美人に見えるテクニックなんです(笑い)」(野宮・以下「」内同)
最新刊『赤い口紅があればいい』にはそんな、今すぐ使えるテクニックや美人を作る心がけが明快に書かれている。稲垣吾郎(42才)も、『ゴロウ・デラックス』(TBS系・11月3日放送)で「男も読むべき」と大絶賛しきりだった。
「ありがたいですよね。でも驚いたのは、稲垣さんのご自宅は冷蔵庫の扉がミラー加工になっていて、キッチンでも常に自分の顔をチェックされていると言っていたこと。私は“鏡は各部屋に置きましょう”って言っていたんですけど、さすがにキッチンにはなくて…負けたって思いました(笑い)。
それに稲垣さんは本当にジェントルマン。デートの時は、相手の女性の顔色が美しく映えるようなライティングのレストランを選ぶとおっしゃっていて。こういう男性が増えたらもっと女性は輝けるのにって思います」
やはり、褒めてくれる男性がいると美しくなろうというモチベーションも上がるもの。音楽プロデューサーのご主人も?
「わりとそうですね…褒めてくれる方だと思います(照れ笑い)。
夫婦円満の秘訣? なんですかねえ(笑い)。多分、それぞれにちゃんと好きなものがあって、自分の世界も持っていつつ、時には子供を預けて食事に行くとか、ふたりの時間を大事にすることじゃないでしょうか」
今後、少なくとも還暦までは、“野宮真貴、渋谷系を歌う”と題して、世界中の渋谷系の名曲を歌い続けるという。
「あと4年なんですけどね。東京五輪の年なので、できれば五輪会場で『東京は夜の七時』が歌えたらうれしいですね」
撮影■吉井明
※女性セブン2016年12月15日号