一方で、トランプ大統領と議会がどのような政策で景気を刺激するのかが不透明なため、政策待ちとなる。2月中に発表されることから、発表までは様子見姿勢に向かいやすいだろう。市場は期待以上に織り込んでいるとみており、発表後は失望につながるとの見方がコンセンサスのようである。とはいえ、連日で最高値を更新している米国市場については、良好な需給状況のなか、直ぐさまトレンドが崩れることはないだろう。
一方で日本については東芝問題による需給面による影響が続くことになりそうだ。今週を通過すればもう3月に入る。決算期末を意識した中では積極的なポジションは取れないだろう。そのため、物色の流れは、個人主体によるインデックスに振らされ難い中小型株にシフトしやすい。その他、リバランスの流れから、利食いに対して、売り込まれていた銘柄へのショートカバーが入りやすくなりそうだ。