「芸能人も一般人もすっぴん写真をアップしますが、これまでは『どうせすっぴん風メイクをしているんでしょ?』と言われて来ました。でも最近では、メイクをしなくても寝起きの時点で可愛い顔に仕上げるアイテムがたくさんあります。
マツエク(まつげエクステ)だけでなく、『眉毛ティント』と呼ばれているコスメを使うと、数日間眉毛の色が消えないんです。昔はアートメイクという手法があったけれど、それよりもお手軽で色素沈着もしません。
また、赤い色が付いているリップクリームも市販されているので、起き抜けにリップクリームを塗るだけで顔色が良くなり、“すっぴん美人”になれるんです」(Bさん)
しっかりメイクで可愛い顔を作るよりも、「ナチュラルなのに可愛い」という“抜け感”がインスタジェニックだという女子の価値観。“抜け感”とは手抜きというわけではなく、アイテムを駆使して“抜けを作る行為”なのだとすれば、「#すっぴん」関連の投稿にはそんな若者の心理がよく現われているのかもしれない。