コラム

小型株投資で逆張りはNG、分散投資が鉄則

小型株投資は急落リスクへの備えが必要

 日経ジャスダック平均株価が11年ぶりの高値水準となるなど、新興市場が好調だ。今後もさらなる上値余地が見込める状況にあるが、新興市場の小型株投資で注意すべきポイントとは何か。カブ知恵代表・藤井英敏氏が解説する。

 * * *
 新興市場は資金が豊富ではない個人投資家でも手がけやすいが、活況を呈しているとはいえ、どんな小型株に目を向ければよいのだろうか。

 大きな資産を築きたいのなら、全体相場が上昇基調にあるなかで、なおも出遅れている銘柄は避けたいところだ。資金効率から考えると、まったく人気がないような銘柄に「逆張り」するのはNGといえる。それよりも、人気が出始めているような銘柄に素直に「順張り」する方が資金も時間も無駄にならない可能性が高まるだろう。人気化している銘柄に乗ることによって、「株価10倍(テンバガー)」となる銘柄をつかむことも決して不可能ではないはずだ。

 銘柄選びに際しては、テーマ性はあった方がいいが、今はそればかりにとらわれる必要はない。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ロボティクス、自動運転などが有望なテーマであることに変わりはないが、いずれも目新しいテーマとは言い難い。何よりテーマを優先して銘柄を選んだからといって、そのテーマに合致する銘柄がすべて上がるわけではない状況にある。

 テーマ性よりも個別に業績や事業内容などを精査して、投資対象を見つけ出すことが求められているのだ。

 加えていえば、時価総額の小さい小型株はどうしてもボラティリティ(変動率)が高くなるので、1~2銘柄に全力勝負して思わぬ急落に見舞われれば、市場からの“退場リスク”も高まってしまう。それを避けるためには、たとえば元手が300万円あれば、せめて5銘柄、より慎重に行くのなら10銘柄に分散投資するのが鉄則といえる。

 また、現在のように株式市場の体感温度が上がっている場合、焦りは禁物だ。「待つのも相場」であり、買いのタイミングは5日移動平均線付近まで下がったところを待ち伏せ買いするなど、押し目を狙いたい。

マネーポスト2017年春号

トピックス

体調を見極めながらの公務へのお出ましだという(4月、東京・清瀬市。写真/JMPA)
体調不調が長引く紀子さま、宮内庁病院は「1500万円分の薬」を購入 “皇室のかかりつけ医”に炎症性腸疾患のスペシャリストが着任
女性セブン
学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)
愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
睡眠研究の第一人者、柳沢正史教授
ノーベル賞候補となった研究者に訊いた“睡眠の謎”「自称ショートスリーパーの99%以上はただの寝不足です」
週刊ポスト
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
現役を引退した宇野昌磨、今年1月に現役引退した本田真凜(時事通信フォト)
《電撃引退のフィギュア宇野昌磨》本田真凜との結婚より優先した「2年後の人生設計」設立した個人事務所が定めた意外な方針
NEWSポストセブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン
【中森明菜、期待高まる“地上波出演”】大ファン公言の有働由美子アナ、MC担当番組のために“直接オファー”も辞さない構え
【中森明菜、期待高まる“地上波出演”】大ファン公言の有働由美子アナ、MC担当番組のために“直接オファー”も辞さない構え
女性セブン