「これから新入社員が様々な部署に配属される時期ですが、たまたま恵まれない部署から社会人生活をスタートしたばかりに、わずか数年で同期とボーナス格差が開いてしまうケースも珍しくないでしょう。

 そもそも日本企業は欧米のようにきっちり職務を分けるのではなく、一人の社員がいろいろな仕事をマルチにこなすのは普通ですし、特に新入社員から20代のうちは誰もが下積みの連続。給料を同じにしてあらゆる経験と知識を積ませて30過ぎから実力を発揮させるやり方が“お家芸”でもありました。

 それが若手社員への投資もせずに、いきなり高いパフォーマンスを求める欧米流にして果たして日本人社員に馴染むのか。シャープのポイント制はそれを見極めるうえでも参考になると思います」(溝上氏)

 もはやボーナスは「給料の○か月分」との考え方が通用しない時代。しかし、仕事の役割や会社への貢献度合いを客観的かつ公平に評価する仕組みづくりができなければ、いくら企業業績が上向いても、結局は優秀な人材が逃げていく悪循環に陥ってしまうだろう。

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