ライフ

ネットで迷惑をまき散らす「おっさん地獄」に陥らないために

ネットの「おっさん地獄」とは(写真:アフロ)

 ネットとおっさんというのは、そもそも相性があまりよくないもの。しかしそれに無自覚なあまり、知らず知らず他人に迷惑をかけているおっさんもいる。大人力コラムニストの石原壮一郎氏は、それを「ネットのおっさん地獄」と呼び、5つのパターンに分類した。

 * * *
 インターネットやSNSは、とても便利なツールではありますが、とても怖いツールでもあります。あちこちで「炎上」が勃発したり、あちこちで地獄絵図が繰り広げられたり。いろんな落とし穴を避けながら、なるべく平和に心穏やかに活用したいところです。

 9月21日、文化庁が今年2月から3月に実施した「国語に関する世論調査」の結果を発表しました。注目したいのは「炎上」について質問した項目。それによると、「炎上」を目撃したときに自分もそうした書き込みや拡散をすると思う人は、わずか2.8%でした。「炎上」が起きると何となく世の中全体が批判しているように見えますが、ぜんぜんそんなことはなくて、どうやら一部のヒマ人が反射的に面白がっているに過ぎません。

 年齢別に見ると、「すると思う」の割合が高かったのは20代(10.7%)。若いエネルギーや正義感は、もっと有効に活用してもらいたいものです。30代(3.3%)や40代(3.3%)は全体よりもやや高めですが、おっさん世代の50代は1.2%とかなり低め。「炎上」に関して、大半のおっさんは分別のある落ち着いた態度を取っているようです。

 いっぽう、おっさん的に気になるのが「最も親しい人に対して、誤解やトラブルを招きやすいと感じる手段・方法は何か」という質問。複数回答で「SNSやブログでのメッセージ」と答えたのは、10代(82.9%)や20代(72.1%)では極めて高い割合ですが、50代になると56.2%に減少します。半数近くのおっさんは、「SNSやブログでのメッセージ」がいかに誤解やトラブルを招きやすいか、いまいち自覚していないと言えるでしょう。

 LINEやフェイスブックやツイッターといったSNSには、たくさんの地獄が待ち構えています。その中には、おっさんの無神経や無作法が引き起こしている地獄も少なくありません。とくに切実に苦しみ悲痛な叫び声をあげているのが、おっさんが自分では気づかないまま餌食にしている年下の女性たち。たとえば、こんな「おっさん地獄」を味わわせていないか、胸に手を当てて考えてみましょう。

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン