【SNSでおっさんが作り出しがちな5つの「おっさん地獄」】
その1「悪気ゼロの既読スルーでいちいち詰められる地獄」
その2「休日なのに業務連絡が次々と来るブラック無間地獄」
その3「ハッピー気分が吹き飛ぶ、面倒臭い自虐コメント地獄」
その4「何気ない投稿のコメント欄で熱くて不毛なバトル勃発地獄」
その5「『ゆる募』に返事したら上からダメ出し連発地獄」
●その1「悪気ゼロの既読スルーでいちいち詰められる地獄」
LINEの既読スルーの多くは、深い意味はありません。しかし、女性とやり取りしているときのおっさんは、勝手に疑心暗鬼になりがち。「なぜ返信をくれないのか」「自分のどこがいけなかったのか」などと相手に詰め寄って、地獄を作り出してしまいます。
●その2「休日なのに業務連絡が次々と来るブラック無間地獄」
おっさんは、休日なのに働いている自分が大好きです。自慢したいのかやさしい言葉のひとつもかけてほしいのか、課のメンバーが入っているLINEのグループで、部下に緊急でも何でもない連絡をしがち。送られた相手は、激しい怒りを抱かずにはいられません。
●その3「ハッピー気分が吹き飛ぶ、面倒臭い自虐コメント地獄」
フェイスブックで、とくに年下の女性が「映画観に行ってきた。感動した」といった類の投稿をしていると、おっさんは「余裕があっていいなあ。俺はそれどころじゃなくて」といった自虐コメントを付けたがります。その鬱陶しさと面倒臭さに気づきましょう。
●その4「何気ない投稿のコメント欄で熱くて不毛なバトル勃発地獄」
人の投稿のコメント欄で、いきなり持論を展開したり知らない相手に議論をふっかけたりするのも、おっさんの特徴のひとつ。しかも「俺様のご立派な主張」を振り回したいだけで、相手の話を聞く気はゼロです。その痛々しさとみっともなさは半端ではありません。
●その5「『ゆる募』に返事したら上からダメ出し連発地獄」
フェイスブックやツイッターで「おいしいラーメン食べたい」といった「ゆる募」をして、誰かが「豚骨の○○は?」と反応すると、「豚骨の気分じゃない」などとダメ出しを連発……。教えた側は「チッ、かまってほしいだけかよ」と舌打ちするしかありません。
思い当たる節がある場合は、すぐに行動をあらためましょう。「俺は大丈夫」「俺は慕われている」と思ったあなたも、油断している場合ではありません。オトナな女子たちの社交辞令や気をつかったリアクションを真に受けて、自分に都合よく現実を捻じ曲げて見てしまうのも、おっさんの悪い癖です。
ここで取り上げた「おっさん地獄」は、9月20日に発売された『SNS地獄を生き抜く オトナ女子の文章作法』(方丈社)という本を参考にしました。SNSを上手に平和に使うためのノウハウや心得がつまった本です。著者は……あれ、あっ、私でした。こりゃまた失礼いたしました。何を隠そう、おっさんにも大いに役に立つこと請け合いです。