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シニアのスマホ依存 休日動画閲覧は60代が全世代で突出

シニアのスマホ依存傾向は高まっている

 スマホを長時間使用し続けることで、あたかも老眼のように、目のピントが合わなくなってしまう身近で怖い「スマホ老眼」と呼ばれる目の病気が流行り始めた。今、「スマホ老眼」が急に社会を騒がせ始めているのは、シニアに限らず10代からのあらゆる世代で発症するからだ。

 スマホ老眼はあらゆる世代に共通する病だが、シニアのほうが罹りやすく、また厄介である。

 若者のスマホ老眼は、基本的にはスマホの使用を控えれば、レンズの役割を果たす水晶体を取り囲む“毛様体筋”の疲労が回復して治る。だが、シニアの場合はそうはいかない。若者に比べて疲労の蓄積による毛様体筋の衰えが進みやすく、症状が悪化してしまうのだ。吉祥寺森岡眼科の森岡清史・院長が語る。

「基本的には老眼が発症する世代は毛様体筋も弱くなっています。すでに老眼が進行しているとスマホ老眼にもなりやすく、しかも老眼の症状はますます治りにくくなってしまいます」

 スマホ老眼は睡眠にも悪影響だという。毛様体筋が緊張し続けると交感神経が活発な状態になるため、リラックスした眠りを妨げてしまうからだ。

 さらに怖いのは、スマホの長時間使用を続けていると、白内障や緑内障を悪化させてしまう危険性があることだ。

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