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「いきなり!ステーキ」株高騰を食い逃した億り人、反省の弁

カリスマ投資家が”反省の弁”を語る(写真:時事通信フォト)

 儲けているカリスマ投資家さえも、悔やんでも悔やみきれない“つかみ損ねた大爆騰”がある── 彼らの「反省の弁」は今後の投資を成功に導く大きなヒントになるはずだ。

 今春、Akito氏は、『いきなり!ステーキ』の出店攻勢で業績拡大中のペッパーフードサービス(東1・3053)を横目に見ていた。年初来安値は583円(2月3日)だった同社株だが、今年4月28日に業績の上方修正を発表すると、翌営業日にストップ高となる1184円で引けた。

「確かに売上高や客数の伸びは良かったが、さすがに騰がり過ぎだと感じ、少し下がったところで買おうと狙っていました。ところが、その後も下がることなく、6月には2000円を超えた。1000円前後の株価が適正と見ていたので、その2倍で買う気にはもうなれませんでした」

 その後、同社株は10月30日に年初来高値となる8230円まで駆け上がった。

 同氏が同じ過ちを繰り返してしまったのが、「爆弾ハンバーグ」で知られるフライングガーデン(ジャスダック・3317)。

「8月7日に営業利益が2.9倍になる好決算を発表。株価1937円だったものが翌日はストップ高。少し下がったら買おうとしても、結局ほとんど下がることなく、10月には5850円まで上がり、まったく手を出せなくなりました」

 Akito氏は「押し目待ちの押し目なし」を実感したという。

「今年は強い銘柄がひたすら右肩上がりを続けています。一般的に、新興株は『ストップ高』の後は下がることが多いが、今年は、その後に買っても上手くいくという傾向が目立ちます」

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