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2017.12.23 16:00  週刊ポスト

麻生太郎氏の根も葉もないマスコミ批判に全国紙キャップ怒る

暴言といえばこの人を忘れる訳にはいかない(時事通信フォト)

 これほど政治家の「言葉」が国民を怒らせ、失望させた1年はなかった。2017年前半は権力に酔った暴言が相次いだ。そのうちの一つがこれだ。

「新聞にお金を払って読んでいる人の気が知れない」

 これは、麻生太郎・副総理兼財務相の発言である。安倍晋三首相が憲法改正への考えを問われて「読売新聞を読め」といえば、麻生氏は「読んでいる人の気が知れない」と混ぜっ返す。掛け合い漫才のようだと笑うわけにはいかない。

 問題はその前段の発言にある。麻生氏は12月14日の金田勝年・前法相のパーティに出席し、共謀罪(改正組織犯罪処罰法)について、「国会で議論している時はボロカスに叩き、今頃になって『やっておいて良かった』という。そういう新聞」と語って前出の発言をつなげた。誰しも共謀罪批判派だった新聞が賛成論に変わったと思うだろう。全国紙の政治部キャップが怒る。

「麻生さんの発言が報じられてどの新聞のことを言っているのかと調べたが、共謀罪を『やっておいて良かった』などと論評していた新聞は読売、産経を含めて全国紙には1紙もなかった。

 麻生さんも具体的な紙名は挙げていない。つまり、根も葉もない話でマスコミ批判をしたかっただけ。しかもパーティのスピーチで麻生さんは、『金田さんが苦労したからごちゃごちゃしたあの法案が通った』と語り、改正組織犯罪処罰法が筋の悪い法案だと認める発言までしています」

 ごちゃごちゃしているのは法律だけでなく、麻生氏の脳内もだ。そんな人物が、2018年から始まる大増税の旗振り役なのである。

※週刊ポスト2018年1月1・5日号

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