チャーハンといえば、プロが作る料理の代表格で、お店の味を自宅で再現するのは難しいと思われがち。でも、中華鍋がなくても、特別な調味料がなくてもOKだという。カンタン、スピーディーなのにおいしいチャーハンのワザを料理研究家の大庭英子さんが教えてくれた。
「家庭のフライパンと火力なら2人分(ご飯400g、茶碗で山盛り2杯分)が作りやすい分量です。おすすめのご飯は、冷めたご飯をラップをしないで電子レンジで温めたもの」と、大庭さん。水分が多いとパラパラに仕上げるのが難しくなるため、ご飯も具も水気が少ないものが向いているという。
「炒飯に欠かせない卵は、炒り卵を作って取り出し、後でご飯と炒め合わせると、卵もふんわり完成します。えびやひき肉もよく合いますね。野菜は玉ねぎよりも長ねぎのように水分が少ないものを。キャベツのように水気が多い野菜は、先にさっと炒めて最後に戻すといいですよ」(大庭さん)
◆材料
ご飯:400g
むきえび(小):100g
卵:2個
長ねぎ(5mm角に切る):10cm
サラダ油:大さじ2
A)酒……小さじ1、塩…小さじ1/2、こしょう…少量
◆作り方
【1】えびはあれば背ワタを取り、洗って水けをふき、1cm幅に切る。卵は割りほぐす。
【2】フライパン(直径26cm)に油大さじ1/2を中火で熱し、卵を流し入れてフライ返しで大きく混ぜ、半熟状で取り出す。
【3】フライパンをふき、残りの油大さじ1と1/2を足し、長ねぎを弱めの中火で炒め、えびを加えて炒める。えびの色が変わったら中火にし、ご飯を入れ、【2】を戻す。フライ返しで、全体を押さえて混ぜるをくり返して炒める。Aを順に加えて炒め合わせ、器に盛る。
※女性セブン2018年2月8日号