日本人の働き手が減っているのにコンビニの店舗数は増え続けているため、コンビニの人手不足は深刻だ。私が取材した沖縄のネパール人留学生はコンビニのオーナーから給料以外に1万~2万円のお小遣いをもらい「辞めないでほしい」と懇願されるという。
「コンビニに行けば安価な食べ物や飲み物がいつでも手に入る」という便利な生活は、外国人に支えられていると言って間違いない。
【PROFILE】芹澤健介(せりざわ・けんすけ) 1973年、沖縄県生まれ。横浜国立大学経済学部卒。ライター、編集者、構成作家。コンビニを軸に日本の外国人労働者の現状をレポートした近著『コンビニ外国人』(新潮新書)が話題。
●取材・構成/岸川貴文(フリーライター)
※SAPIO2018年7・8月号