自宅で餃子を作る際、おいしくできるかしら?きれいに焼けるかしら? と調理のハードルを高く感じるかもしれない。
そこで、1000店舗以上の餃子を食べ歩き、さまざまな餃子情報を「東京餃子通信」で発信している塚田亮一さんに、みんなが抱えている質問をぶつけてみた。
Q:焼き途中で入れるのは熱湯と水のどちらがおいしくできる?
「熱湯は、入れた途端に一気に蒸発するため、短時間で皮はふっくらと蒸され、パリッ、もちっとした食感に」(塚田さん・以下同)
さらに、「水を入れると、沸騰するまでに時間がかかってしまうため、皮が湿っぽくなり、餡もべちゃっと潰れてしまいがちです」と注意を述べる。
Q:作った餃子の保存法は?調理の仕方は?
「生餃子は皮がべちゃっとする前にすぐに冷凍保存を。ステンレストレイの上に餃子を並べ、ラップをして短時間で凍らせます。冷凍のまま生餃子同様に焼けばOK」
Q:パリッとおいしい羽根付き餃子。小麦粉と片栗粉どちらがいい?
「パリッとした羽根を作るなら小麦粉がベスト。熱湯200mlに対し小麦粉10g(フライパンの大きさで調整)を溶いて最後に流し入れて焼きます」
さらに、「片栗粉は水で溶く必要があるため、焼き上がるまでに時間がかかり、べちゃっとしがちです」と言う。餃子同士がくっつき、皮も破れやすい。
Q:餡のベースとなる野菜は、キャベツと白菜どちらがおいしい?
「シャキシャキとした食感の白菜は旬の冬がオススメ。通年ある白菜の浅漬は値段も味も安定しているので我が家の定番」と言いつつも、「年中いつでも手に入るキャベツは水分が白菜よりも少なめ。ザクザク食感が楽しめるほか、餃子に甘さが加わります」とオススメを述べた。
※女性セブン2019年6月6日号