名古屋を代表する味覚のひとつ、ひつまぶし。「鰻う(うなう) おか冨士」は、今年ミシュランガイドのビブグルマンを獲得した鰻の名店「炭焼 うな富士」から暖簾分けし、2018年にオープンした。
背が青く、肉厚で脂がのった“青うなぎ”を、生の状態から備長炭で一気に焼き上げる。蒸さないため、外はパリッと、中はジューシー。養殖鰻全体の2割しかいない脂ののった“青うなぎ”を炭火焼することで、余分な脂が落ち、旨味が凝縮される。
看板メニューは、5~6匹分の肝焼きがたっぷりのった「肝入り上ひつまぶし」(5450円)。1杯目はそのまま、鰻と硬めに炊かれた米のハーモニーを味わう。2杯目はネギやワサビなどの薬味でさっぱりと。3杯目は出汁をかけて茶漬け風に。最後の1杯は好みの味で食べるのが名古屋流。
■鰻う おか富士
住所:名古屋市中区栄1-6-15 御園座タワー1階
営業時間:11時~14時、17時~22時
定休日:不定休
●取材・文/戸田梨恵、撮影/内海裕之
※週刊ポスト2019年7月12日号